福祉用具のひやりとは?
「ひやり」を学んで事故防止
高齢者などが、普段の生活で感じる不自由を補う用具として使用する機器が福祉用具と呼ばれています。
しかし思わぬところに思わぬ事故が引き起こされることがあります。
福祉用具の事故で多いのが車椅子や電動ベッドの周辺でよく起こっていると言われています。
事故を防ぐためには、どういう事故が起こるのかを学び、考えて行動することが重要になります。
ここで、車いす、電動ベッド、そしてその他の福祉用具における「ひやりはっと」する事故について、少し紹介します。
・車いすのブレーキのかけ忘れ
(乗り込むと車いすが後ろに動き尻もちをついてしまいます)
・タイヤの空気圧が低く、ブレーキの利きが甘くなる
(タイヤの空気圧のチェックは欠かさずに行いましょう)
・座るときは跳ね上げる車いすの「足置き板」を下げたままにしない
(腰掛けようとしてお尻が届かないことにもなります)
・ベッドの場合は、認知症だと柵を超え、転落する
(ベッド自体の高さを低くする必要があります)
・電動ベッドを上げ下げのときに腕などで柵の間に挟んでしまう
(布団で見えにくくなっているためです)
・つえの場合、先のゴムが摩擦し、歩行中に滑ってしまうことも
・手すりの端に大きな袖口がひっかかり、お年寄りの転倒の原因にも
こうした「ひやりはっと」事故がありますが、ある調査では福祉用具の使いかた・操作を忘れたにも関わらず、そのまま使い続けた高齢者や家族が3割いたということです。
福祉用具を安全に安心して使用できるようにするためにも、福祉用具事業者やケアマネジャーに相談することが必要です。
どんな「ひやりはっと」があるのか知りたい方は日本福祉用具供給協会で詳しく調べることができます。
また、ベッドの柵を巡る事故については介護ベッド安全普及協議会で紹介されているので、確認してみてください。
『切抜き速報 高齢福祉編』 2009年7号88頁に記事掲載
【編集部.K】







