70%が人類を守る
獲らぬタヌキの皮算用では?
「海外環境ニュース - 温室効果ガスの70%削減で、地球温暖化の脅威は小さくできる || 環境研究技術ポータルサイト」より 発表日:2009.04.14
米国国立大気研究センター(NCAR)のワシントン氏らが、21世紀に温室効果ガス排出量を70%削減すれば、地球温暖化の脅威を大幅に削減できるという研究成果を「Geophysical Research Letters」誌に発表する。スーパーコンピュータのシミュレーションで、(1)何もしないシナリオと、(2)CO2排出量を大幅に削減するシナリオ(米国気候変動科学プログラムが達成可能な目標として示した、21世紀末に大気中のCO2濃度450ppmとするケース)を比較したところ、(1)では、2100年までにCO2濃度は750ppmに達し、気温も今より2.2℃上昇するが、(2)では上昇が0.6℃に留まることが分かった。海水の膨張による海面上昇も、(1)では22cm、(2)では14cmとなり、また、夏期の北極の氷も2100年までに(1)では2/3以上縮小し、融解し続けるのに対し、(2)では1/4程度の縮小で、安定化する。また(2)では、気候システムは2100年までに安定化し、温暖化は継続しないと予測された。
たしか90年代の研究でも、やはり70%削減することが必要という結果が出ていたと記憶しています。
2050年頃までに90年代のそのときから70%減というような内容だったと思います。
そうすれば温暖化の脅威は、ほぼ去るようです。
しかしねえ、と思います。
「70%削減すれば」という言い方は、なんとなく楽観的な調子すぎるのでは、と。
世界の状況を眺めている限りでは、とても難しそうです。
2050年までに温室効果ガスの排出量はむしろ増えているのではなかろうかと、悲観的に感じています。
べつに、データや根拠があるわけではないですが、直感的に。
そして、なんとなく当たりそうな気がしています。
ひとりひとりが。
国が。
世界が。
でも、その努力では、足りないように思えます。
なんらかの大きなきっかけが必要かもしれません。
世界中が不自由さをガマンするしかないような、なにか。
「持続可能な開発」とよく言われます。
その努力はひたすらすべきでしょう。
しかし、画餅ではないかと、多くの人が心の底では感じているのでは?
たとえば化石系燃料が枯渇したら。
これは効果的でしょう。
そんな、誰もどうしようもない事態が発生するまで待たねばならないのかもしれません。
『科学と環境版』 2009年09号に記事転載
【編集部.M】







