清水由貴子さん
シングル介護を続けて
今年4月母親を在宅介護していた、元タレントの清水由貴子さんが自ら命を絶っていた、ということがありました。
3年ほど前に芸能活動を辞め、パートをしながら、糖尿病で視力を失った、ほぼ寝たきりのお母さんです。
もちろん市のデイサービス、また民間のデイサービスを利用しながら取り組んでいたそうです。
清水さんのようにシングル介護を行う介護者が増加しているにも関わらず、その詳細な調査はされていません。
朝日新聞の大阪版(2009年4月28日付朝刊)では、そんな中シングル介護を続けるコツというのが読者から寄せられています。
少し紹介してみます。
シングル介護のコツ
・介護していることを隠さず、助けは極力受ける
・完全主義をやめて、いい娘であろうとしないこと
・介護か、仕事か選ぶ覚悟をする
・シングル介護している人と友達になり情報交換する。けして自分一人ではない。
・苦しい気持ちを人に話す
・自分を介護から解放できる趣味を持つ
・親子水いらずの時間が与えられていると思うこと
・シングルだから自由が利くと開直る
これ以外にも、シングル介護が可能かどうかのアンケートも掲載されています。
シングル介護が可能だと答えたのは、877人中、74人で、それ以外はわからない、また不可能と答えています。
現在、シングル介護を続けるのに重要なこととして、相談する仲間を作る、また地縁力が挙げられています。
仲間を作る、地縁力といってもすぐにつけられるものではないでしょう。
今年から、認知症患者らの家族が不安や悩みを相談できる「認知症コールセンター」が開設されました。
また、全国に3976ヵ所もある高齢者全般の問題解決の手助けにもなる地域包括支援センターが設置されています。
しかし、このセンターの認知度は3割と広く多くの人に利用されているとは言い難いといえるかもしれませんが、誰かに相談し、すこしでも負担を減らすことが大切そうです。
結婚しない(できない)人が増え、未婚の子どもが親の介護を行うシングル介護は、もっと増えてくるのでしょうか。
ひとりで抱え込まず、誰でもいいから助けを求めて、と周りでは思ってしまいますが、当の本人にとっては難しい事なのかもしれません。
今、求められているのはどんな、助けで、どんな言葉なのでしょう。
正しい答えを探すというのでなく、介護者も、介護を受ける側も双方が心豊かに関わり合うことのできる、そんな理想的すぎる、それでもそんな理想をゴールに改善し、模索し続けることが重要なのでしょう。
誰もが支え、支えられている社会、共助が中心で構成される、そんな社会であればと思うのです。
人生の最後、自らの命を絶つようなことがないように。
関連リンク
『切抜き速報 高齢福祉編』 2009年8号6頁に記事転載
【編集部.K】







