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2009年10月19日

世界を見る視点をもった宰相

国際アイコン 歴代首相の中で考える。

鳩山由紀夫首相が政権のトップについて1カ月余となっていますが、とくに財政運営の厳しさもあり、今後、政治が国民の生活にどう響いてくるのか、その運営が問われつつあります。「生活第一」というスローガンのもとに第一党を取った民主党ですが、政策運営如何によっては、厳しい局面に立たされるかもしれません。鳩山首相は政治家の分類としては党人派ということになろうかと思います。一方で官僚派とは東大、省庁出身とくに財務省(旧大蔵省)から政治家になった人をさす言葉があります。官僚派では宮沢喜一、大平正芳、古くは、岸信介、池田勇人などがいます。ここでは宮沢喜一にしぼって、記します、エリートコースで大蔵省に入った宮沢ですが、戦前、アメリカに留学経験がありました、そこでの見聞が彼の大局的にものごとを見る視点を養ったのかもしれません。大蔵省入局後も政治家との交渉もやり、吉田茂のアドバイザー的な役割もしました。官僚派といっても岸信介のような国粋主義的な思考とは異なっていました。憲法を順守しつつ、日本が冷戦下で戦争に捲き込まれないようなこ国家観をもち、かつ経済的な繁栄を進むべきと考えました、首相になってなからは、経済的な繁栄はほぼ享受してましたから、その政治運営もうまくいったとはいえませんでした。外務省出身の吉田茂は政治家としては戦争直後ということもあり、異色の人物でしたが、世界的な視点は持っていたといえるでしょう、その流れに宮沢喜一という人も当てはまるのかもしれません。大平正芳もその意味では同じかもしれません。近年の小泉純一郎のような異質の政治家が政権をとったり、それ以後の首相の政治運営が日本を経済的に危うい方向に持って行っているのでは…という危機感がありました。その意味で海外留学の経験のある鳩山由紀夫首相の今後の舵取りが試されているといってもいいでしょう。こういった世界をみつめる人物について「コラム歳時記」に掲載しています。

コラム歳時記』 2009年9号57頁に記事転載

【編集部.T】 


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