介護福祉校の現場
増加しています。が…
介護福祉士が増加しているといいます。
では、実際どの程度増えているのでしょう。
2008年度の介護福祉士を養成する専門学校の入学者数が1万2548人です。
前年度より910人増えたことが分かっています。
不況で失業した人が、国家資格を目指す人が多くなっていることが理由となっています。
厚労省が、今年の4月から追加した、失業者向けの公共職業訓練に「介護福祉士養成コース」を設けたことが大きいようです。
そういえば、私の友人もこの制度を利用しています。
ただ、職業訓練にの人を除外して見た場合、入学者は1万人を割り込んでいて、減少傾向にあります。
もう少し見ていきます。
静岡県の社会福祉人材センターによる調査です。
高校を卒業して、福祉系の大学や短大また専門学校に入学した学生の興味深い調査があります。
81%の学生が、進学後には福祉の職場に勤めたいと思っている結果が出ています。
しかし、その数が現場実習後には、60%と減少します。
実習先での経験が影響しているようなのです。
以下は、福祉の職場の短所として挙げられています。
・51%が人員が不足していて職員がバタバタしていた。
・37%が学んだことと現場のギャップを感じた。
・24%が人間関係がギスギスしていた。
・7%が利用者がひどい扱いを受けている。
長所もあります。
・利用者との交流で充実した。
・温かな雰囲気。
学生が勤める上で大切な条件もあります。
・66%が職員が生き生きと働いている。
・65%がチームワーク。
・40%が給与などの待遇。
高齢化に突き進んでいる日本社会で、介護という現場がこうした状況にあるのはとても気がかりです。
ただ、こうした状況は、どこの現場でも聞くような話ではないでしょうか。
あらゆる業界を含めて、日本という国を見て、またグローバルに見て、今何が起こっているのか、何が起こりつつあるのか、何をどうすれば、もっと良い方向に舵を取れるのか、もしかしたら、そうした方向が既にあるのか、など多角的に、広く見て、考えていきたいものです。
『切抜き速報 高齢福祉』 2009年11号70頁に記事転載
【編集部.K】







