公衆電話
ここにあります
公衆電話。
以前はよく見かけました。
街のあちこちに。
最近見当たりません。
電話ボックスも、ないのでしょうか。
携帯電話の普及。
急速に進んだ結果とはいえ。
まったく無くしてしまうのも、
どうなのでしょう。
そんな社会にちょっと違う角度から。
「公衆電話、ここにあります」
という文句の、のぼりを立てて、
50年になる店があります。
固定電話が少ない時代に設置。
利用者が多かったこともありましたが、
現在は少なくなっています。
自販機にという誘いもあったそうです。
でも使ってくれる人はいるのです。
近くの病院に通うお年寄り。
携帯電話を持たない子どもたち。
使ってくれる人がいる限り。
守り続けています。
効率が問われる時代に。
ちょっとした異議を唱えているようにも。
「利用してくれる誰かのために」
たったそれだけなのか、
大事なことなのか。
教育にも、
テストの点数も大事ですが、
もっと大切なものもあるはず。
教育とは何なのでしょう。
本を通して考えています。
(高知新聞2009.7.28夕刊)
『切抜き速報 教育版』 2009年10号135頁に記事転載
【編集部.О】







