●「良薬は口に苦し」
「良薬は口に苦し」
昔からよく聞くことわざですよね。
私も小さい頃、恐ろしくまずい薬を飲まされる際、「『良薬は口に苦し』って言うでしょ。我慢して飲みなさい」と言われ、少しでもましになればと牛乳で割って飲んでいたことがあります(注意:この薬は牛乳で割っても問題がなかったので。むやみやたらに牛乳と飲まないでください)。
この言葉、実は続きがあるって知っていましたか?
最初の出典は『説苑』という中国、前漢の劉向の著した20巻のものでした。
孔子曰く、良薬は口に苦うして病に利あり、忠言は耳に逆うて行いに利あり、と。故に武王は諤諤にして昌え、紂は嘿嘿にして亡びぬ。君に諤諤の臣無く、父に諤諤の子無く、兄に諤諤の弟無く、夫に諤諤の婦無く、士に諤諤の友無きときは、其亡せんこと立ちどころにして待つべし。
訳すると、「よく効く薬は飲むと苦いが、病気を治すのに利益がある。忠臣の言葉は聞きづらいものだが、行いの上で利益があるものである。それ故、武王は直言する家臣によって栄え、紂王は何も言わない家臣によって亡びた。周囲に直言してくれる人がいないと没落してしまう」というような感じです。
「良薬は口に苦し」もそうかもしれないと思わせられるのですが、後半部分の言葉こそ私たちにとって大切なことなのかもしれません。
私の姉は休日、私が朝寝坊していると部屋にいきなり入ってきて、「早く起きて」と口がすっぱくなるほど言っています。今まで「休みぐらいゆっくり寝かせて」「うるさいなぁ」と思ってきたのですが、こうして言ってくれていることがありがたいのかもしれません。
皆さんも自分に注意などしてくれる周囲の人を大切にしてください。




