« キャンペーン | メイン | 医療豆知識 »

2009年06月30日

●地域医療

ふかく考えていきたい

続きを読む "地域医療"

2009年06月26日

●在宅療養手帳

自らの分身として

続きを読む "在宅療養手帳"

2009年06月25日

●フローレンス・ナイティンゲール

42%が2%に

続きを読む "フローレンス・ナイティンゲール"

2009年06月21日

●患者も医療を守る

医師は「お上」か?

続きを読む "患者も医療を守る"

2009年06月17日

●日本の名医たち

今見ています

続きを読む "日本の名医たち"

2009年06月15日

●遊びと医療

「スロー・メディカル」なんて言葉はどうでしょう?

続きを読む "遊びと医療"

2009年06月13日

●クリニクラウン

医療する側の技術として

続きを読む "クリニクラウン"

2009年06月11日

●病院内図書室

ただいま増加中

続きを読む "病院内図書室"

2009年06月04日

●医師の労働時間が長い国は?

これは、もちろん…

続きを読む "医師の労働時間が長い国は?"

2009年06月03日

●世界一か否か?

自分の立場に照らし合わせてみたい

続きを読む "世界一か否か?"

2009年05月28日

●帝王切開

なぜ帝王?

続きを読む "帝王切開"

2009年05月27日

●公立病院関係記事の分類

案外難しいのです

続きを読む "公立病院関係記事の分類"

2009年05月14日

●死と癒し

オブラートに包まれた死、なら

続きを読む "死と癒し"

2009年05月12日

●医療と患者をつなぐため

本日もキャッチフレーズ案から

続きを読む "医療と患者をつなぐため"

2009年05月06日

●医師の条件

マインドマップで

続きを読む "医師の条件"

2009年04月30日

●扶氏医戒之略(ふしいかいのりゃく)

医師とはどうあるべきか

続きを読む "扶氏医戒之略(ふしいかいのりゃく)"

2009年04月23日

●看護師の役割

医師ではないからこそ重要

続きを読む "看護師の役割"

2009年04月20日

●現在の医療のキーワード

新聞でよく見かける言葉たち

続きを読む "現在の医療のキーワード"

2009年04月18日

●救急医療の記事はいずこに?

記事の分類はむずかしい

続きを読む "救急医療の記事はいずこに?"

2009年04月13日

●医療従事者とは?

10のリストにしてみました

続きを読む "医療従事者とは?"

2009年04月03日

●Dr.コトー診療所

うまくいきすぎる?

続きを読む "Dr.コトー診療所"

2009年04月01日

●病者の手

その求めるものは

続きを読む "病者の手"

2009年03月27日

●ヒポクラテスの誓い

3バージョン並べてみました

続きを読む "ヒポクラテスの誓い"

2009年03月21日

●薬局を健康ステーションに

身近で、かつ信頼できそう

続きを読む "薬局を健康ステーションに"

2009年03月20日

●「医学のたまご」

病理医のことなど

続きを読む "「医学のたまご」"

2009年03月19日

●待合室の谷内六郎

かなしくおとなしい世界

続きを読む "待合室の谷内六郎"

2009年03月14日

●医師と相談の上

したことありますか?

続きを読む "医師と相談の上"

2009年03月11日

●長野県の医師募集

山好きのあなたに

続きを読む "長野県の医師募集"

2009年03月07日

●「医療と安全管理総集版」4号編集終了

おおむね次のような感じに

続きを読む "「医療と安全管理総集版」4号編集終了"

2009年03月06日

●医療のことば

今回気になったことばたちです

続きを読む "医療のことば"

2009年03月05日

●「医療と安全管理総集版」4号編集作業中

とりあえずの現況報告を

続きを読む "「医療と安全管理総集版」4号編集作業中"

2009年03月03日

●お礼の気持ちはどうすれば?

少しぐらいならいいんじゃないかと

続きを読む "お礼の気持ちはどうすれば?"

2009年02月24日

●患者視点で受診を快適に

医療コンシェルジュのいる病院が増えています。

続きを読む "患者視点で受診を快適に"

2009年02月17日

●「医療安全情報」受け取り半数以下

受けとる病院が少ないのは、関心の低さからのようです。

続きを読む "「医療安全情報」受け取り半数以下"

2009年02月16日

●カイゼン

トヨタ式は医療の現場でも成功しています。

続きを読む "カイゼン"

2009年02月07日

●患者の思いを五行歌に

歌会が100回を迎えました。

続きを読む "患者の思いを五行歌に"

2009年02月06日

●僧侶の授業

慶応大学医学部で行なわれています。

続きを読む "僧侶の授業"

2009年01月31日

●医療器具デザイン

工業デザイナーが医師と違う視点で創り出しました。

続きを読む "医療器具デザイン"

2009年01月23日

●患者も納得する治療のために

ナラティブ・ベイスト・メディスン(物語に基づいた治療)が注目されています。

続きを読む "患者も納得する治療のために"

2009年01月17日

●外国人向け医療通訳

利用増で費用負担などが問題となっています。

続きを読む "外国人向け医療通訳"

2009年01月16日

●定住外国人を看護職に

三重県津市で外国人向けのガイダンスが開催されました。

続きを読む "定住外国人を看護職に"

2009年01月15日

●薬の誤飲を防ぐために

浜松市薬剤師会がポルトガル語ラベルを作成しました。

続きを読む "薬の誤飲を防ぐために"

2009年01月14日

●英語を話す患者と

医師の為の英会話集が出版されました。

続きを読む "英語を話す患者と"

2009年01月13日

●「大丈夫ですか?」と問われたら

「痛いです」と正直に言えますか?

続きを読む "「大丈夫ですか?」と問われたら"

2009年01月09日

●患者の死に向き合える医者に

医学生のうちから遺族の痛みのわかる人を育てよう、という取り組みです。

続きを読む "患者の死に向き合える医者に"

2009年01月08日

●軽症急患から時間外料金

重症患者の受け入れと医師の負担軽減のためだそうです。

続きを読む "軽症急患から時間外料金"

2009年01月07日

●手術を20カ国に中継

10月、九州大学に「アジア遠隔医療開発センター」が設置されました。

続きを読む "手術を20カ国に中継"

2009年01月06日

●意思表示の法制化には慎重

延命治療を拒否しますか?

続きを読む "意思表示の法制化には慎重"

2009年01月05日

●医療用語の言い換え、来春最終報告

医師と患者、お互いが理解するために。

続きを読む "医療用語の言い換え、来春最終報告"

2008年12月21日

●助産師に期待

お産を扱うのは産科医だけではありません。

続きを読む "助産師に期待"

2008年12月06日

●健康・医療関係リンク集

たまに便利かも

続きを読む "健康・医療関係リンク集"

2008年12月02日

●「医者」というイメージ

高邁なる精神

続きを読む "「医者」というイメージ"

2008年11月29日

●「医療崩壊」から「医療再生」へ

新聞記事から探る

続きを読む "「医療崩壊」から「医療再生」へ"

2008年11月26日

●All or Nothing?

医療に対する評価

続きを読む "All or Nothing?"

2008年11月23日

●医者と味噌は古いほど良い

信頼感が治療する

続きを読む "医者と味噌は古いほど良い"

2008年11月20日

●エキスパート患者会

理解の橋渡し役

続きを読む "エキスパート患者会"

2008年11月17日

●医師を増やすためには?

いろんな発想を出してみたら

続きを読む "医師を増やすためには?"

2008年11月13日

●お薬手帳

お薬手帳の役割とは?

続きを読む "お薬手帳"

2008年10月27日

●安心箱

突然でも大丈夫?

続きを読む "安心箱"

2008年10月21日

●患者さんの呼び方

どう呼ぶ?

続きを読む "患者さんの呼び方"

2008年10月08日

●病院の役割

わくわく探検

続きを読む "病院の役割"

2008年10月02日

●心も、暮らしも

診療の幅、広く

続きを読む "心も、暮らしも"

2008年09月25日

●在宅医療に取り組む診療所院長

連携で患者支える

続きを読む "在宅医療に取り組む診療所院長"

2008年09月24日

●新聞ノート

自分磨き

続きを読む "新聞ノート"

2008年09月20日

●車いすの看護師さん

経験を生かす

続きを読む "車いすの看護師さん"

2008年09月17日

●患者を支えるために

最高の援助とは

続きを読む "患者を支えるために"

2008年09月14日

●目標に向かって

気配り、見えてくるもの

続きを読む "目標に向かって"

2008年09月02日

●江戸の産論に学ぶ

原点に戻る

続きを読む "江戸の産論に学ぶ"

2008年08月28日

●病院でお料理教室

患者も看護師も医師も

続きを読む "病院でお料理教室"

2008年07月30日

●病院食 変わる?

本当に病院食?

続きを読む "病院食 変わる?"

2008年07月26日

●病院でアニマル・セラピー

病院生活に癒しを

続きを読む "病院でアニマル・セラピー"

2008年07月24日

●方言

診察時に方言で

続きを読む "方言"

2008年07月18日

●ナース帽 消える?

ナース帽への思い

続きを読む "ナース帽 消える?"

2008年07月14日

●漫画から知る

きっかけに。

続きを読む "漫画から知る"

2008年07月09日

●医療コンシェルジュ

不安をやわらげるためにも。

続きを読む "医療コンシェルジュ"

2008年06月30日

●用語

わかりやすい言葉に。

続きを読む "用語"

2008年06月26日

●地域で医療を守る

気をつけよう。

続きを読む "地域で医療を守る"

2008年06月21日

●病院の理容店

理容師の薬

続きを読む "病院の理容店"

2008年06月18日

●サンキューカード

気持ちを伝えよう。

続きを読む "サンキューカード"

2008年04月04日

●心つなぐノート

みんな一緒に頑張ろう!!

続きを読む "心つなぐノート"

2008年03月13日

●電話でつなぐ

「きりきり痛む」が伝わるように…

続きを読む "電話でつなぐ"

2008年02月19日

●シミュレーション学習

病院は命をあずかるところです。

続きを読む "シミュレーション学習"

2008年02月13日

●コンビニ受診

「コンビニ受診」って知っていますか?

続きを読む "コンビニ受診"

2008年02月05日

●病院祭

地域医療は経営難や医師不足など様々な問題を抱えています。

続きを読む "病院祭"

2008年01月29日

●医療への関心を育てる

外科医不足が問題となっています。

続きを読む "医療への関心を育てる"

2008年01月23日

●心支える専門職

医療現場で子どもの精神面を支えるチャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)。

続きを読む "心支える専門職"

2008年01月19日

●看護川柳

「看護して いやすつもりが いやされて」

続きを読む "看護川柳"

2008年01月15日

●薬のメール

携帯電話のサービスどこまで?

続きを読む "薬のメール"

2007年12月26日

●アイデア

次々にユニークなアイデアを生み出すお医者さんがいます。

続きを読む "アイデア"

2007年12月17日

●歌で伝える

あたしゃ看護師流れ者

続きを読む "歌で伝える"

2007年12月04日

●91歳の現役女医

「支払いにお困りの方は免除いたします」

続きを読む "91歳の現役女医"

2007年12月02日

●「15」なのは何故?

大人は○錠、子ども(15歳以下)は○錠

続きを読む "「15」なのは何故?"

2007年11月27日

●ニセ医者

なぜ、こんな事件が起こったのでしょう?

続きを読む "ニセ医者"

2007年11月26日

●浅田宗伯

浅田飴のルーツとなる処方をした人物。

続きを読む "浅田宗伯"

2007年11月19日

●同じ体験をしてるからわかる

最近、首にこぶの様なものができました。

続きを読む "同じ体験をしてるからわかる"

2007年11月14日

●心のこもった絵手紙

皆さんは年賀状を書かなくなったりしていませんか?

私はパソコンで作ってしまっていますが、自分宛に来たハガキに手書きで一言でも書かれているとそれだけですごくうれしくなってしまいます。

以前、ある雑誌で「絵手紙」の大賞などを紹介したものを見たのですが、どの作品も上手いとか下手とかなんて一切なく、描かれている絵も字もその人の思いがにじみ出ているような味のあるものばかりでした。

パソコンでばかり文章を打ち込んでいると、漢字も、字のもつ温かみも忘れてしまいそうです。

続きを読む "心のこもった絵手紙"

2007年10月30日

●もし、家族に臓器移植が必要なら…

あるテレビ番組を姉と一緒に見ているときでした。1人の少女が病気で臓器移植が必要とされ、彼女のお母さんが提供しました。でも、数年後にはまた悪化し、外国で移植しなければならなくなってしまいました。

姉が、私に

「私に移植が必要なら助けてくれるでしょ」

と話しかけてきました。正直、私は躊躇しました。助けたいのは勿論ですが、怖い…と

続きを読む "もし、家族に臓器移植が必要なら…"

2007年10月25日

●再び…

8月29日に奈良県内から救急搬送された妊婦さんが、同県や大阪府などの9病院で受け入れを拒否され救急車内で死産されました。

1年前にも同様の事故が起こっています。あの時も、そんなことがあるのかと唖然としましたが、まだ記憶の新しいうちに起こったことが残念でなりません。

続きを読む "再び…"

2007年10月22日

●ドクハラ

「ドクターハラスメント」という言葉を知っていますか?

患者のショックを考えないで、医師が心ない言葉を投げることや患者の生活の質などを無視、標準の治療に固執することなどです。

今回は、医師の心ない言葉に注目してみたいと思います。例えば、

続きを読む "ドクハラ"

2007年10月17日

●三浦梅園

三浦梅園というお医者さんを知っていますか?

梅園は江戸期、今の大分県の国東半島に生まれた医者で哲学者です。彼の家は祖父の代からお医者さんで、梅園も医者になるべくお父さんに教わりながらほぼ独学で勉強をしました。

続きを読む "三浦梅園"

2007年10月05日

●終末期医療

病室でささやかな“結婚式”が行われました。ガンを患う患者さんの娘さんの“結婚式”です。

病院は、“結婚式”を相談された時、患者さんの願いをかなえようと行動するのが患者さんの『人生の質』を高めることが終末期医療だと協力しました。

患者さんはよく

「ウエディングドレスは絶対、お母さんが作ってあげる」

と言っていたそうです。この式のドレスも娘さんの友人のために2人で作ったドレスでした。

患者さんは「きれいね」、「ありがとう」、「生まれてきてくれてありがとう」とつぶやいたそうです。そして、その4日後永い眠りにつきました。その顔は笑っていたそうです。(高知新聞/07・7・25)

続きを読む "終末期医療"

2007年10月02日

●謝罪マニュアル

全国で52の社会保険病院を運営する「全国社会保険協会連合会」がアメリカの「医療事故・真実説明・謝罪マニュアル」をグループ病院で実施することをきめました。

謝罪マニュアルの内容(要約)は、

1.何が起きたかを話す
・「どのように」「なぜ」の詳細は後で
・「憶測」による説明は不信につながる
2.責任があることを表明
・患者側は全体を統括する人を知りたい
・主治医は責任を負っていることを明言
(話し方の例)
・「私たちは期待に背いてしまいました」
・「これは起きてはならないことでした」
3.遺憾の意と謝罪
・後悔の念を示すことに価値がある
(話し方の例)
・「事故が起きて残念です。ひどいことです」
・「この過誤を起こしました。謝罪いたします」
4.再発防止策を説明
・患者側はこの点に関心が高い
・医療側はこの点を過小評価しがち
(読売/07・8・14)

です。

続きを読む "謝罪マニュアル"

2007年09月30日

●聴診器の誕生

お医者さんの首から下げられている聴診器。その誕生を知っていますか?

1816年、ラエンネックというお医者さんがいました。ある日、彼は心臓に不可解な異常のある若い女性を診察しました。

続きを読む "聴診器の誕生"

2007年09月26日

●笑い療法士

2005年から笑い療法士の認定制度が始まりました。

笑い療法士は笑いで発病を予防したり治癒力を高めようと支援します。資格は1級から3級まであります。

北海道では医師や看護師、放射線技師らの間で資格を取得する人が相次いでいるそうです。

続きを読む "笑い療法士"

2007年09月24日

●「良薬は口に苦し」

「良薬は口に苦し」

昔からよく聞くことわざですよね。

私も小さい頃、恐ろしくまずい薬を飲まされる際、「『良薬は口に苦し』って言うでしょ。我慢して飲みなさい」と言われ、少しでもましになればと牛乳で割って飲んでいたことがあります(注意:この薬は牛乳で割っても問題がなかったので。むやみやたらに牛乳と飲まないでください)。

この言葉、実は続きがあるって知っていましたか?

続きを読む "「良薬は口に苦し」"

2007年09月20日

●言葉

大学の時、親知らずを抜いたのですが、私は抜かれるまで怖くてたまりませんでした。前日は寝られませんでした。

近所の歯医者さんでは抜けないといわれ大学病院に行きました。すぐに歯を抜くと思っていたのに最初に通された部屋では、お医者さんに歯を見られ、

「上にも親知らずがあるね…抜かないとね」

と言われました。何を怖がっているのかという方にはわかってもらえないかもしれませんが、これから抜かなければならないという恐怖と戦っている私にその言葉は更なる恐怖でしかありませんでした。

終わってみても最悪な思い出です。

続きを読む "言葉"

2007年09月12日

●食べることは生きること

「食べること」が生きるために必要なことなのはだれも否定しないことなのではないかと思います。また、「食べること」はただ身体に必要な栄養を吸収することなのではないはずです。

「今日のお昼はあれを食べよう!」とか「お腹いっぱい。満足満足」といったように生活を楽しくしてくれる役割も持っていますよね。

けれども、寝たきりになったり、脳梗塞で麻痺が生じたり、末期がんなど自分の力で食べ物を飲み込むことが難しくなってしまう人もいます。食事が取れなくなることに対して、あとは自然にまかせるというのではなく、「胃ろう」という方法が取られるようになってきました。

内視を使って「おなかに小さな口」をつくる手術を行い、できた口を「胃ろう」といいます。口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。

続きを読む "食べることは生きること"

2007年09月07日

●人を診る

「病気を診ないで人を診る」

「農村医学」を掲げ、アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞した佐久間病院の故若月俊一・名誉総長が好んで書いた言葉です。

これは、医師が病気だけを見るのではなくて、社会的背景や生活環境にも目を向けるべきだとの考えで、農家の人に自ら健康を守る気持ちを持ってもらい、病院と力を合わせて地域医療を築こうとされてきました。

続きを読む "人を診る"

2007年09月04日

●外国人看護師

「白衣の天使」とも呼ばれたりする看護師ですが、その由来となったのが、ナイチンゲールです。そして、彼女の言葉に、

「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」

というのがあります。

毎年、約5万人が看護学校などを卒業し、新たに看護師になっていますが、1年以内の離職率(病院間の移動も含む)は、9.3%(04年)に上るそうです。そして、その背景にあるのは、過酷な労働実態だといわれています。

そんな過酷な労働実態の中にもかかわらず、さらに外国からやって来て、日本の国家試験を受けて看護師になった人の紹介をしている連載記事(信濃毎日新聞)がありました。

続きを読む "外国人看護師"

2007年08月31日

●おかあさんが乳がんになったの

乳がんの患者は、2005年には、約41,000人と推計され (これは、22人に1人が、乳がんになることを意味します。) 2015年には、48,000人が乳がんを患うと予測されています。そして、 乳がんの発生は、20歳過ぎから認められ30歳代ではさらに増え40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。

乳がんを患う女性の中には、夫や子どものいる方もいて、働き盛りの夫が仕事とのはざまで悩んだり、幼い子どもがショックを受けたりするということも起こっていると思います。そんな子どもたちへの告知のヒントになるのではないかという本を紹介したいと思います。

『おかあさんが乳がんになったの』(アビゲイル&エイドリエン・アッカーマン著/解牛万里訳 石風社)は、アビゲイル&エイドリエン姉妹が乳がんになった母親について絵日記のように書いた本です。

続きを読む "おかあさんが乳がんになったの"

2007年08月27日

●コミュニケーション術向上を目指す試みから

滋賀医科大学の卒後臨床センターで、新人医師の模擬診察が行われました。(朝日(大阪)/07・5・12)

専門の訓練を受けた模擬患者(SP)と呼ばれるボランティアに対し、医師は、「オープンクエスチョン」という技法で、患者に質問していきます。

続きを読む "コミュニケーション術向上を目指す試みから"

2007年08月22日

●エンゼルメイク

家族や大切な人が、闘病生活のなかでのさまざまなつらい経験、症状によっては、やせ細ってしまったり、逆にむくんでしまったり、唇の色が変わってしまったりと、その生前とはまったく異なった人のように思えてしまう…。そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか?

私も、亡くなる数日前のことですが、祖父を見て、入院生活でのあまりの変貌にショックを受けたことがあります。

病院で亡くなった、そんな患者にマッサージで汚れやむくみ、ひげをそったり、治療によってできたチューブやテープの跡、うっ血による腫れを取り除き、黄だんなどで変色した顔色を化粧でカバーすることで生前の面影を取り戻す「エンゼルメイク」が九州・山口の医療機関で広がっているそうです。

続きを読む "エンゼルメイク"

2007年08月17日

●「かそかそ そかそか」

こどもも むすめも わかものも
うまんか おらんか そうかそか
かそかそ このむら かそのむら
ちえかそ ひとかそ かねをかそ
なんとか ならんか そうかそか

かえるも とんぼも くわがたも
みないか きえたか そうかそか
かそかそ あのまち かそのまち
やまかそ かわかそ たんぼかそ
なんとか ならんか そうかそか

ひとへの やさしさ おもいやり
ないのか あるのか そうかそか
そかそか このむら いとおしい
こころと こころの つながりが
やがては なんとか なるだろう

これは、紀伊半島の集落で診療を続けている平松義文さんが自身のブログ(「みくまの筍医者日記」)で公開された「かそかそ そかそか」という詩です。

続きを読む "「かそかそ そかそか」"

2007年08月14日

●変わる病院食

私は、2度の入院経験で最も悩んだことがあります。それは、食事です。

1度目の入院は、小学生の時でした。朝昼晩の食事は、以前同じ病院に入院していた母親が食べていたとき、横からもらって食べていた食事とは異なりました。これは、大人と子どもの体のことなどを考えた結果、違うものが出されていたのかもしれません。しかし、苦手なもの、食べにくいものだらけなことに驚きました。そして、完食したことはなかった気がします。

2度目の入院は食あたりで、1日食事をせず、点滴の後の食事ということもあり、お粥がメインでしたが、味がしません。おなかが空いているのに、食べられない。そんな地獄のような時間でした。もう1日入院しても良いと言われましたが、これ以上食事をしたくないと、早々に退院しました。

そんな病院食にも、新たな試みが見られているようです。

続きを読む "変わる病院食"

2007年08月07日

●心の医療の場

私は、中学・高校をカトリック系の、大学を仏教系の学校に通いました。学校の授業では、宗教の授業もありました。

私は、別に熱心な信者ではありません。けれども、親がこうした宗教系の学校に通わせたのには、心の豊かな人間になってほしいとの願いがこめられていたのですが、確かに、普通の学校では得られないことを学べたのではないかと思っています。

授業で習ったことすべてをおぼえているわけではありませんが、例えば、中学に入ってすぐの頃です。宗教の授業で、シスターが

「祈りを自分のためにしても神様は聞き入れてはくれません。他の人のために祈りましょう」
「今日は、クラスの○○ちゃんが風邪で休んでしまいました。神様、はやく○○ちゃんが元気になって、一緒に勉強できますように」

というふうに祈るのだとお話してくださいました。それまで、神様にお祈りするときには、「成績が伸びますように」など自分のことばかりお願いしていたので、少し衝撃を受け、記憶に残ったのでしょう。他者を思いやる気持ちなどをこうした授業から改めて気づき、考えさせられた気がします。

続きを読む "心の医療の場"

2007年08月03日

●患者さんの気持ちを考えて

入院中の患者さんの生活を快適なものにしようと、静岡赤十字病院の看護師・古川睦子さん(51)が看護グッズを手作りし、院内で人気を呼んでいるそうです。(朝日(静岡)/07・5・23)

古川さんが作った看護グッズは、その名も「にぎ茶っ手」。「にぎ茶っ手」は、指のない手袋型のもので、手のひらの部分のポケットにその名の通り、コーヒーフィルターでつつんだ茶葉が入っているそうです。

そして、この茶葉を握ることで、患者さんは手指の汗が吸収されることで『べたべた』せず、自然な手の形を保つことができる他、むくみやアロマ効果もみられるようです。

続きを読む "患者さんの気持ちを考えて"

2007年07月30日

●赤ちゃんポスト

「赤ちゃんポスト」について、皆さんは、どう考えているでしょうか?

熊本市が4月5日に同市の慈恵病院に設置の許可を出した際の鹿児島県民の声を紹介している記事がありました。(南日本新聞/07・4・11)

「預けられた赤ちゃんがかわいそう。市が設置を認めるのはどうかと思う」中学3年生(15歳)

「どこかに捨てられるよりは、病院などに安心して預けられる窓口があったほうがよい」高校1年生(16歳)

「まずは生まれてきた命を優先すべき。赤ちゃんを守るためには仕方がない」1歳の息子を持つ主婦(35歳)

「安易に子どもを預ける人が増えないよう制限を設けた方がよいのでは」4歳の娘を持つ母親(33歳)

続きを読む "赤ちゃんポスト"

2007年07月25日

●母への思いでできた薬

認知症について、「半落ち」「明日の記憶」「私の頭の中の消しゴム」の映画や本などもあり、きっと多くの人が知ることになったのではないかと思います。

私も、「私の頭の中の消しゴム」を観ましたが、主人公が記憶をなくしていくことへの怖さや、夫の忘れられていくことへの怖さ。それだけでなく、突然パニックになったり、自分のしていることが分からなくなる様子など見ていて胸が痛くなりました。

実際、私の家族に認知症になってしまった人はいませんが、おそらく、こうした映画などでは計り知れない多くの悩みや苦しみがあると思います。

現在、認知症の患者数は世界で1000万人を超えたそうです。そうしたなか、10年前に初めて国産の治療薬を開発されましたが、その時の指揮を取ったのは、エーザイの研究者だった杉本八郎京都大大学院教授です。(産経/07・3・19)

続きを読む "母への思いでできた薬"

2007年07月21日

●現場の声を聞く

言葉は、伝える人によってもその受ける印象に変化があると思いませんか?

例えば、小学生の時でした。戦時中のお話を数人でグループになり近所のお年寄りの方に聞きに行くという夏休みの宿題が出されたことがあります。

「飛行機が頭の上を飛び、空が赤かった」

などのお話を聞くと、まるでそうした風景が目の前に広がるように思えてきます。学校で先生教えていただくだけでは感じられないものを感じることができました。

続きを読む "現場の声を聞く"

2007年07月17日

●心のケア

医学者で東京慈恵会医科大学の創設者である高木兼寛さんの言葉に、「病気を診ずして病人を診よ」とありますが、今も医療において求められるものは、患者に対して技術的なことだけでなく、その人の心のケアも大切なことです。

心のケアについての連載『生きる』という記事(読売/07・4・3)がありました。

そのなかに、急性白血病でなくなった熊本市内の病院の医長だった男性と、彼の担当だった看護師・安達美樹さんのお話があります。

続きを読む "心のケア"

2007年07月11日

●産泊実習で得るもの

広前大学医学部医学科は、5年生の臨床実習で、国立病院機構広前病院の産科に1泊り込む「産泊」の実習を今春から導入しました。(東奥日報/07・4・23)

「産泊」が命と向き合っていく学生にとって有意義な体験になることを期待しての試みで、実際に立会いを終えた学生は、

「緊張してあまり手伝えなかったが、すぐそばで見守ることができたのは貴重な体験」
 
「分娩はすごく痛いものというイメージがあるけど、出産後のお母さんはとても幸せそう」

との声も紹介されています。

続きを読む "産泊実習で得るもの"

2007年07月06日

●院内暴力

日本看護協会が2004年に、看護職員計2837人を対象に行った調査では、約30%が過去1年に「身体的暴力を受けた」、約33%が「言葉の暴力を受けた」と回答したそうです。

院内暴力は、患者、家族などが、暴言、暴力、セクハラ、殺人、かみつく、唾を吐きかける、つねるなど看護師へ行うことをいいます。

なかには、暴力団関係者とみられる患者が、若手看護師に不満をぶつけ、最後には「殺してやる」と脅したりすることもあるようです。(北陸中日新聞/07・2・1)

続きを読む "院内暴力"

2007年07月03日

●過酷な現場

日本大学医学部付属板橋病院(東京)で臨床研修中だった女性医師(当時26歳)が昨年4月に自殺をし、今年の2月に過労による労災と認定されました。

記事(北海道新聞/07・5・2)には、女性の研修中の様子がかかれています。

救命救急センター(2005年4月から)
・毎日6時ごろ家を出て、深夜0時ごろに帰る
・表情に疲れが目立つ
消化器外科(7月から)
・週3回、午前7時半から始まるカンファレンス(症例検討会)への参加
・食欲が落ちる
・医師生活に失望した様子
・うつ状態に

当直…多い時で月10回、年間77回
労働時間…週78時間(法定で最高40時間)

続きを読む "過酷な現場"

2007年06月28日

●「1人でも多くの生命を救う」

東海メディカルプロダクツ(T.M.P)は、医療機器の分野で活躍する企業です。とくに、心臓疾患周辺に関する分野では、国内は勿論海外からも高い評価を受けていて、心筋梗塞などの病状に対する救急救命機器の一つであるIABP(大動脈内バルーンポンピング)バルーンカテーテルの国産化に初めて成功しました。そして、この東海メディカルプロダクツの筒井宣政社長のお話が記事(毎日(名古屋)/07・4・24)にありました。

昭和43(1968)年に重い心臓病を持って生まれた次女の佳美さんのため、父親の負債を返しながらも治療費を貯めた筒井社長。しかし、佳美さんが9歳の時、日本全国、海外まで行った結果、今の医療では救えないと言われました。

続きを読む "「1人でも多くの生命を救う」"

2007年06月25日

●違和感

「患者の視点 医療に生かす」という連載の記事があります。(産経/07・4・16)

その中の1つ、患者の視点で作られた病院の様子を紹介したいと思います。

ここでは、2つの病院が紹介されています。

1つは、医療コンサルタントのメディヴァ(東京都世田谷区、大石佳能子社長)が手がけたアーバンクリニックで、待合室をこげ茶のアジア風インテリアに観葉植物を置き、リビングのような空間にすることにはじまり、診察時間を会社員が来やすいように平日は勿論、土曜日も午後7時までオープンしていることや、カルテを印刷して患者に渡すことで信頼関係を築こうとしています。

2つめは、「コンビニのような使い勝手」をうたった新宿の繁華街に開設されたコラボクリニック。診察時間を平日午後6時から9時の3時間にし、患者用のイスを革張りの大型ソファにし、医師用は安価なものにしています。

続きを読む "違和感"

2007年06月21日

●医の原点

「医介輔」って知っていますか?

「医介輔」は、戦時中の沖縄で南部が激戦地となり、ほとんどの医者が招集されてしまったとき、北部へ避難した多くの住民の医療をかろうじて行った代診や薬局生(医師の診療の助手、見習い)、看護関係者が素地だそうです。

そして、続々と投降する住民は集められた時、米軍情報部によって戦前医療経験のあるものがピックアップされ、男は医師の助手、女は看護婦として勤務することになりました。助手には旧日本軍衛生兵も加わり、これが「医介輔」の直接の前身となります。

続きを読む "医の原点"

2007年06月16日

●「為すべきは人にあり 成るべきは天にあり」

江戸時代の蘭方外科医である杉田玄白の言葉に「為すべきは人にあり 成るべきは天にあり」という言葉があります。(『蘭学事始』)これは、「努力はしなければならないが、報われるかどうかは天が決めるという意味」です。

西アフリカのニジェール共和国で援助に頼らない医療を実現しようとし、病院「テッサワ・パイロットセンター」を設立、運営している谷垣雄三さんの記事があります。(読売/07・3・18)

谷垣さんの試みは、まさに努力の連続だったと思います。

続きを読む "「為すべきは人にあり 成るべきは天にあり」"

2007年06月13日

●「人間力」が魅力

以前、医学部の受験を目指し、中学受験を考えたりすることを紹介しました。しかし、医学部へ進む人のなかには、「1度は社会に出たけれど、やっぱり医者になる夢を諦められない」や「社会に出てみて、もっと人の役に立つ仕事に就きたい」と考え医学部に入った人たちもいます。

山梨大医学部では、年に3・4回「長老会」という集まりがあります。(山梨日日新聞/07・3・28)

「長老会」のメンバーは、様々な経歴を持っています。メンバーの1人鈴木淳司さん(50)は早稲田大理工学部を卒業し、建設関係で25年仕事をした後、山梨大医学部に入学されました。「仕事も子育ても一区切り付いたと感じ、残りの人生を直接、人の役に立ちたいと考えた」と話されています。医学部を選んだ理由は、看護婦をされている奥さんの影響が強く、現在苦労をかけている奥さんに早く妻孝行したいそうです。

その他のメンバーも様々な経歴、様々な理由をもっていますが、共に語り合うことで「苦労しているのは自分だけではないんだ」と確認できるのだとか。

続きを読む "「人間力」が魅力"

2007年06月10日

●患者さんを励ますよぼよぼピアノ

病院は、お医者さんや看護婦さんだけが患者さんのために働いている場所ではありません。

病院内では、患者さんに喜んでもらおう、癒しを感じてもらおうと窓の外から見える緑を手入れするボランティアの方がいたり、患者の笑顔を見たいとクリニカルクラウンがいたりします。

そんな中、1台の古いピアノが患者さんを励ます役割を担っている病院があります(毎日(大阪)/07・3・31)。

続きを読む "患者さんを励ますよぼよぼピアノ"

2007年06月06日

●薬と付合うための強い味方

私は、子どものころは薬をよく服用していました。私の場合は、主に風邪の時とアトピーの薬でした。私は、薬が嫌いだったこともありよく飲み忘れをしたり、きつい薬をたくさん塗ってしまったりしていましたが、その他にも「食間」などは食事中だと長い間勘違いしていました。

私は、現在めったに薬を使いませんが、周囲には薬を服用している人がいます。

例えば叔父。叔父は薬を飲み忘れたりしないように一回ずつのセットを薬をもらうとすぐに作ります。

祖母は、目薬の使用期間を記入しています。でもよく、薬を飲み忘れて、家族から「飲んだの?」と言われ、「いけない、いけない。忘れてた」と言っては飲んでいます。

姉は、1年中「風邪を引いたかも」と薬を飲んでいますが。時にはお茶で飲むことも。

続きを読む "薬と付合うための強い味方"

2007年06月02日

●自宅で最期、支える医療

厚生労働省によると、2005年に自宅で亡くなった人は、死亡全体の12%(年間約13万人)。一方、約8割(約86万人)の人が病院のベッドで最期を迎えている計算になるそうです。

かつては自宅で最期を迎える人の方が多く、病院での死が自宅でのそれを上回ったのは1977年で、それ以来、自宅での最期は減り続けています。

私は、曾祖母の記憶が2つしかありません。1つは、病院から自宅療養になった祖母と布団の上で一緒にカルタをして遊んだ記憶。もう1つは、亡くなっている曾祖母が布団に寝かされている記憶です。当時私は3歳くらいだったと思います。でも、私は曾祖母と遊んだことを忘れないのは、彼女が自宅で過ごすことができたからであり、その時間がとても充実したものだったからだと思います。

続きを読む "自宅で最期、支える医療"

2007年05月30日

●「ゆめ」

「刷り込み」

卵からかえった雛が
初めて太陽を見て
母と思い込むように
俺はあなたを好きになった

これは、今も妻を「太陽」と形容する夫が作った詩です。そして、その妻は2005年に脳に腫瘍が見つかり「失敗の確立は100分の1」と言われていた手術の結果、重い障害が残り、歩くことも、笑うことも、身体を自由に動かすことも出来なくなりました。夫は、手術を行った病院に不信感を持っています。しかし、その怒りや悲しみをのみ込み、妻の前では笑顔でいます。

続きを読む "「ゆめ」"

2007年05月24日

●「タミフル」について

今年、「タミフル」を服用後に、10代の子どもの転落事故が相次ぎました。

3月の新聞記事では、01年2月の発売開始から10代への使用が制限された今年3月20日までの副作用報告は1079人で、4月17日までに計1268人に上ったそうです。そのうち、異常行動があった件数は、186人で58人増えたそうです。(読売新聞/07・4・26)

そして、厚労省はこれまでタミフル服用と異常行動の因果関係について「否定的」でしたが、10代のタミフル処方の原則禁止が決まりました。

続きを読む "「タミフル」について"

2007年05月21日

●患者はコツを、コツコツと

以前、患者の医療相談について取上げました。そのなかで、医療相談の多くが苦情で、「医療行為、医療内容への苦情」や「医療機関従事者の接し方への苦情」が挙げられていること、そして医療者側が患者について理解するための試みの1つを紹介しました。

しかし、医療者側がどんなに努力しても、患者も医療者側を理解しようとしなければ一方通行で終わってしまいます。また、今はもう治療方法を医師に任せいればいい時代ではないですから。

でも、患者が自分で質問するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。私にはなかなか出来ません。そのためのコツを紹介する記事がありました。(日本経済新聞/07・3・3)

続きを読む "患者はコツを、コツコツと"

2007年05月17日

●「家庭医」を知る

北海道後志管内・寿都診療所で行われている家庭医の取り組みが紹介されていました。(北海道新聞/07・4・11)

診察が多科にわたる点について、家庭医の中川貴史所長は、「高血圧、糖尿病、腰痛、切り傷など、よく起こる病気やけがはある程度限られており、その範囲なら専門医と同等のレベルで診察できる」と説明しています。そして、生活環境、家族関係など患者の全体像を知ることが重要としています。

また、医療や介護が必要になる恐れのある人などにも働きかけをすることも家庭医の大きな役割になります。運動や栄養改善の講演会を開くなどして住民の健康意識の向上をはかり、病気やけがの予防をしているそうです。

家庭医は、患者の家族、町の保健師や社会福祉法人の介護職員といった関係者との連携が大切なのです。

続きを読む "「家庭医」を知る"

2007年05月14日

●看護師への新しい道

看護師国家試験までのルートは02年までは二つありました。一つは、高校を卒業後、4年制の大学に進学するか、3年制の短大・専門学校に進学するかした後、試験を受けるルート。もう一つは、高校の衛生看護科・準看護師の専門学校を卒業後、准看護師の資格をとり、2年の専門学校・短大・高校の専攻科のルートです。そこに新しいルートが誕生しました。

02年から実施された、高校5年一貫による看護師育成課程。そこで学んだ第1期生が今年、卒業を迎えたそうです。(新潟日報/07・3・18)

高校5年一貫に取り組んでいる加茂暁星高校(新潟県)では、中学を卒業したばかりの15・16歳で、現場実習に向け、大学や短大でも使われるテキストで勉強をしたり、土曜日に特別授業をしたりととても大変そうです。現場実習では、少人数に分かれて実習先へ訪れます。そして、1人1人が患者を受け持ち、きめ細やかな経験を積むことができ、生徒たちは患者さんと心を通わせようと一生懸命取り組んでいるそうです。

高校5年一貫は、高齢化や看護師不足を背景に、医療現場からこれまで以上に看護師へのニーズが高まったために始まりました。でも、看護師不足の背景には、労働状態が大きく影響しています。

続きを読む "看護師への新しい道"

2007年05月04日

●「心に残る医療」体験記コンクール

第25回「心に残る医療」体験記コンクール(読売新聞社、日本医師会主催、厚生労働省後援、アフラック協賛)の小学生の部で、最優秀賞に選ばれた小学3年生の河本知樹君の作品について紹介されている記事がありました。(読売(大阪)/07・1・11)
作品は、喘息に苦しむ自分を影で応援してくれた亡き祖父への思いが書かれています。
知樹君は、入院中のおじいさんを見舞うたびに、自分が喘息の病気であることを知っているはずの祖父が、自分を見て「元気そうだ」ということが不思議でした。
おじいさんが知樹君に「元気そうだ」と言ったのにはわけがありました。実はおじいさんは病室に診察にくるお医者さんに、苦しいにもかかわらず自分のことではなく、知樹君の喘息について質問していたのです。その際、お医者さんが「子どものころの喘息は、大きくなると、だんだんましになってくること・喘息と上手に友だちになれば、全然、心配いらない病気だということ・家族が、特別扱いせずに、励ましてあげればいいということ」などをアドバイスされていたからです。
亡くなったおじいさんは、お医者さんに、知樹君宛として「ぜんそくに負けず、小学校入学おめでとう。そして7歳おめでとう」と書いた表彰状を、筒に入れて預けました。その表彰状はおじいさんが亡くなった後知樹君に渡され、今も知樹君の宝物として大切にされています。知樹君は、おじいさんへの感謝の気持ちを胸に、「もっと強くなって、病気で苦しむ人のつらさが分かるお医者さんになる」と誓っているそうです。

続きを読む "「心に残る医療」体験記コンクール"

2007年04月29日

●学生達に「へき地医療」学びました

鳥取大の医学生や看護学生「国際保健友の会ハクナマタタ」のメンバーが伯耆町小町の集落で、お年寄りら住民との交流についての記事がありました。(朝日/07・3・16)

小町は16世帯人口60人で過疎化と高齢化が進んでいますが、診療所もなく、医師もいない集落で、学生たちは年に5回、健康教室を開いたり、田植えや稲刈りなどの手伝いをしたり、健康相談にのったりしているそうです。

住民の人は

「学生と接して若返った。にぎやかで楽しいね」

と話したり、学生は、

「長年の営みを理解しないうちに血糖値や血圧の話をしても聞いてもらえない。時間がかかっても、患者さんの生活を知って話が出来る医者になりたいと思うようになった」

と話しています。

続きを読む "学生達に「へき地医療」学びました"

2007年04月26日

●赤ちゃんと会話する助産師さん

赤ちゃんと会話する助産師さんの記事(山梨日日新聞/07・2・11)を紹介したいと思います。

山梨県韮崎市で助産院をされている雨宮幸枝さんは、周囲の人から「先生はおなかの中の赤ちゃんと会話できるみたい」と評判されています。今から半世紀以上も前、雨宮さんが小学生だった頃に、家族が見守るなか各家庭で出産時に活躍していた「お産婆さん」の姿に憧れ、人の命に携わる仕事に就きたいと看護学校に進ます。そこで、医師に自分の考えを主張する助産師と出会ったことをきっかけに雨宮さんも助産師になる決意を固めたそうです。

続きを読む "赤ちゃんと会話する助産師さん"

2007年04月20日

●「闘病記」、光に

患者や患者の家族が、病気に向き合った日々を綴った「闘病記」は、自費出版のものなどもあり、とても膨大な数になるそうです。その中から、探しているものを見つけ出そうとするのは、とても難しいと思います。

そうした困難を解消しようと「闘病記」専用のコーナーを設ける図書館や病院、インターネットサイトの存在が広がっているようです。(産経/07・2・14)

続きを読む "「闘病記」、光に"

2007年04月17日

●航空業界に学ぼう

医療現場と同様に、人の命を預かる航空業界。ちょっとしたミスが大惨事になりかねません。 航空業界は、どうのようにして、ミスを減らそうとしてきたのでしょうか。 航空業界では、CRM(コックピット・リソース・マネジメント)という言葉があり、率直に意見を表明し、多くの情報を共有する取り組みを行っています。これは、技術の革新を進んだ反面、人間関係による事故が増えたからだそうです。(日経産業新聞/06・12・14) また、理想的なクルーを目指すには、各メンバーの特徴や欠点を十分に理解し、行動パターンを把握する必要があります。そのために、「グリッド理論」という考え方が有効だそうです。

1・9型
              9・9型 
                 
                 
                 
        5・5型
       
                 
                 
                 
1・1型               9・1型

 

続きを読む "航空業界に学ぼう"

2007年04月13日

●医師への道の途中で

倉敷市立児島市民病院の渡辺聖眼科医長が、大学医学部進学から中学入試までふれたガイドブック「医師の歓びと中学入試―医学の道へ進むために」を出版されました。(山陽新聞/06・12・26)

本では、医師の進路や医療現場の現状、岡山大学など各大学医学部の地位といった専門的な内容や、医師を目指す際の大学の選び方や中学受験のポイント、中学・高校での学習と塾の役割などを具体的なデータを交えて論述しているそうです。

この記事を読んで思ったことは、小学生のうちから将来医師になることを考え、その道へ進もうとしている子どものことです。

続きを読む "医師への道の途中で"

2007年04月10日

●患者の「安らぎ」や「安心」「平穏」のために…

朝日新聞(07・1・20)に外科医大久保健作さんの記事があります。

 大久保さんは、神奈川県内の大学病院で働いていた時、先天性の「胆道閉鎖症」の女の子を受け持ちました。

 1歳の誕生日のころから笑顔を見せ始め、2歳になると、投薬の副作用で髪が抜けるけれど、笑顔を絶やさないその女の子の顔を見て、診察の疲れが和らぎ、仕事だからという思いが消え、治療に全身全霊をこめましたが、その1年後、女の子が息を引き取ってしまいました。

母親は、大久保さんに「あなたのような熱心な先生に治療してもらい、あの子は幸せでした。安心して天国にいけたと思います。」と言ったそうです。
しかし、その頃、大久保さんは、どんな名医でも治せない疾患を持つ患者の前では立ちつくすしかない医者という職業に「医者は何のためにいるんだろう」とやりきれなくなったそうです。

 また延命治療についても疑問を持ち始めます。高額な医療費がかかる延命治療。行政は「治療費を減らせ」といいますが、患者の家族は「最高の治療をしてくれ」と延命治療を望みます。また、自分の父親が「延命治療を望んでいない」ことを知りながらも延命治療を施してしまった自身の体験、そして母親にも同じことをする…。そして冒頭の女の子にもまた延命治療を施していました。それらの体験は大久保さんはやるせないジレンマを感さることとなりました。

そして今でも、大久保さんは、せめて最期の日は「安らぎ」や「安心」「平穏」な気持ちを患者に与えることのできるために、医師として「もっと他にできなかったのか」という自問自答を繰り返し続け、今もまだ答えはでていないそうです。

続きを読む "患者の「安らぎ」や「安心」「平穏」のために…"

2007年04月07日

●本当に安全で安心?

横浜市の産婦人科病院が、無資格の看護師に「内診」などをさせていた事件で、横浜地検は元院長、看護師を全員起訴猶予としました。

起訴猶予となった理由について横浜地検は、看護婦の内診で母体や胎児・新生児に具体的な危険があったとは認められないこと、このような事態になった背景に、産科医療に構造的な問題があることを指摘しました。

この事件についての朝日(07・2・4)・毎日(07・2・4)・読売(07・2・2)の社説での見解を抜き出してみます。

続きを読む "本当に安全で安心?"

2007年04月04日

●治療費不払い85億円

都道府県や県庁所在市など自治体が経営する全国290の病院で、患者が支払わない治療費(未収金)が2002年度からの3年間で85億円を超え、1病院平均で約2940万円になることが読売新聞(06・12・26)の調べでわかりました。

そして、未収金が増加した原因について、大半の自治体が、「所得格差の拡大による生活困窮層の増加」「医療費の自己負担増」などを挙げ、その他に、「治療費が債務だという意識の欠如」(山梨県)、「患者のモラル低下」(福岡市)などの指摘もありました。

「治療費が債務だという意識の欠如」や「患者のモラル低下」も未収金の原因として挙げられた背景には、そう思わざるえないような治療費逃れの実態があります。

続きを読む "治療費不払い85億円"

2007年04月01日

●医師免許に更新制

教員免許の更新制が検討されているように、医師免許の更新制も議論されています。

医師免許の更新制度が考えられた背景には、医療ミスを繰り返す「リピーター医師」による医療過誤が相次いだことが挙げられます。そして、医師免許の更新制度を取り入れることで、こうした不適格な医師の処分や医療への信頼を確保しようと考えられました。

医師免許の更新制について立命館大学教授・佐和隆光氏のインタビューが掲載された記事(日本経済/12・25)があります。


 

続きを読む "医師免許に更新制"

2007年03月29日

●医療事故調査委員会

医療ミスなどによる死亡事例の速やかな原因究明と再発防止を目的した医療版の事故調査委員会。

読売(東京)〔06年12月14日〕の記事によると、厚生労働省が昨年9月からスタートさせた事故調査委員会は、1年余りの間に計36件の医療事故について検証し、7件の報告書を公表しました。このうち1件は、手術した医師の技術が未熟であったことが原因で患者が死亡したと当初の「問題なし」という病院側の調査結果を覆したそうです。

医療事故が起きた場合、患者自身、あるいはその家族が知りたいのは「何故事故は起きたのか」、「医療ミス」ではなかったのか、つまり「防ぐことのできた」のではないかということではないでしょうか?

続きを読む "医療事故調査委員会"

2007年03月22日

●相談電話#7119

私は、今までに2度救急車で病院に運ばれたことがあります。1度目は、食あたり(?)で意識が朦朧としながら近くの病院に行き、そこから救急車で大きな病院へと運ばれました。2度目は、鼻血が止まらず、助けを求めた叔父が救急車を呼んでくれました。救急車が来るころには鼻血は止まってしまったのですが、救急車で病院に行きました。とても、恥ずかしかったです。

東京都では、29年連続で救急車の出動件数が増えているそうですが、その6割が軽症だったそうです。(私の2度目のケースみたいなのですね)

そこで、東京都は、24時間態勢で、「#7119」に電話すると救急隊員OBや看護師が対応し、アドバイスなどをしてくれるサービスが5月から開始されます。このサービスにより、患者は、怪我や病気の程度の判断や応急処置の仕方、救急車が必要かを教えてもらえますし、救急車は、本当に必要な事態が生じた時、出動していて遅くなってしまうということを防ぐことが出来ます。

そして、病院にも、これまで以上に患者の情報を提供できるようになれば、適切な対応を取ることができるのではないでしょうか?

3者が皆で協力し、より良い医療環境を整える1歩に。

医療と安全管理 総集版.07年.3号.29頁に記事掲載】