●幼児期のIT教育は必要?
「幼稚園でIT教育」(産経/2・6)という記事を掲載しました。
幼稚園、保育園では、子どもの育ちのためにどのような「遊びの環境」を整えるかが大切なことですが、さらに少子化の時代、保護者に選ばれる園になるために、どう特色を出していくかも考えなければならないことでしょう。
そんななか、「IT教育」はこれからの時代に合ったものであり、特色として訴える力も確かにあるようです。
しかし、幼児期の子どもたちに「IT教育」は本当に必要なのでしょうか?
記者は実際にIT教育を行っている園に取材に行きます。
さらに育児情報誌のアンケートを引用。すでに、園年長児の53.3%がパソコンの使用経験がある結果を出しています。
一方、「過剰な期待禁物」と見出しをつけて、幼児期のIT教育を不安視する識者にも取材をしています。
最終的には、「強制されないかたちなら」との識者の言葉で締めくくります。
確かに、子どもたちの家庭環境のなかにパソコンはもう日常的な道具として置かれているのが現状です。
園の遊び環境の構成のなかに、「家庭の延長線上の環境を」という狙いがあるのであれば、パソコンが園にあることは最早当然のことなのかもしれません。
ただ、「過剰な期待禁物」と記事中にもあるように、「IT教育」を早期に受けることがそのままITに強くなると安易に結びつけないことが大切なようです。
大事なことは子どもの「やりたい気持ち」を引き出し、それができる環境を整えること。
保護者の思惑のみが先行すると、早期教育は結局、意味をなさなくなることでしょう。
【保育と幼児教育版.07年.4号.10頁に記事掲載】




