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日本最古の総合週刊誌「週刊朝日」が休刊へ。

2023-06-03

5月30日発売だった 「週刊朝日」 は、

これをもって 「休刊」 となりました。

創刊から101年です!!

 

「新聞が伝えきれない、

こぼれ落ちた思いや興味を伝えるのが週刊朝日だった」

最後の編集長となった渡部薫さんは言った。

ひとつのメディアが 「鼓動」 をとめる。

そのことを 「記録だけでなく、人々の記憶にとどめたい」

 

2023.5.30付けの、

朝日新聞1面コラム 「天声人語」 に、こう書かれていました。

 

この最終号を事務所近くの

天神橋筋商店街にある西日本書店さんで手に入れ、

その思いを受け取るように、マジマジと見入りました。

 

表紙は、片観音表紙3面で、

当時、週刊誌が最も勢いのあった昭和時代の、

「編集部あるある」 風景を再現した、おもしろい演出写真です。

 

ページをめくる前に、

「最終号」 である、という期待を大きく膨らませてくれます。

 

ラストに相応しく、「週刊朝日」 と関わり合いのある、

たくさんの著名人たちのお言葉が、

この最終号を盛り上げています。

 

その中のおひとり、

美術家 横尾忠則さんの連載から、

胸に強く突き刺さった言葉がありました。

 

「週刊朝日」 の連載者は

千回を超えた執筆者が何人もおられます。

すると先がそんなに長くない僕でも、

もしかしたら死ぬ週まで連載ができるかな、

と期待を抱いていましたが、

僕より先に 「週刊朝日」 が逝ってしまいました。

最近は重要な人達の逝去が多すぎます。

その理由は、

この社会に対する反省と自律を促しているように思いますが、

「週刊朝日」 の休刊も例外ではなさそうに思いますが

如何でしょうか。

 

これを読んだ時、

まさに、核心を突いているんじゃないの!?

と、思わずにはいられませんでした。

 

私も出版業界に携わる者の端くれとして、

背筋を伸ばさずにはいられません。

 

取扱いさせていただいている、

「新聞の活字」 こそが 「命」 。

過渡期だと言われようとも、

この道を外すわけにはいきません。

 

偏った情報に固執するでなく、

複数メディアを活用することの大事さを、

世に問いたいです。

 

2023.5.29付けの、

日本海新聞1面コラム 「海潮音」 にも、

休刊する 「週刊朝日」 のことが書かれていました。

 

31年前、「朝日ジャーナル」 が休刊、

新聞社系の 「週刊読売」 も 「週刊サンケイ」 もいまはない、

ことにも触れながら。

 

そして、

元朝日新聞記者であり、「朝日ジャーナル」 の元編集長であられた、

今は亡き筑紫哲也さんの、

 「時代と添い寝をしてきた」 との振り返りに対して、

 

日本海新聞1面コラム 「海潮音」 の筆者は、こう続けます。

スクープだけではない。多角的な視点、目からうろこの記事、

ニュースの深堀りが紙面を面白くする。

筑紫さんの言うところの

「時代」 の波頭をつかもうとする精神は欠かせない。

(中略)

メディアを取り巻く環境の変化に、

小紙もしっかり対応しなければならない。

と同時に、存在意義を決して忘れまい。

背骨が抜け落ちれば、それこそ、おしまいなのだ。

 

 

月刊 切抜き速報 シリーズの「ひ・ろ・げ・る」 活動は、

全国の新聞人を応援することにもなります。

 

「今」 が 「未来」 をつくる。

「今」 の頑張りの向かう先は果たして・・・。

 

「週刊朝日」 は、

「廃刊」 ではなく、「休刊」 です 

 

最終号 「週刊朝日」 を記念に手に入れた、

もう一つの理由があります。

初心、忘るべからず。

 

 

 

日本の新聞★★★新しい魅力、提案します。

続け!! 長く携わることへの強い意志♪

Have a Good Saturday!

発行人 北島聖子


  • 「週刊朝日」最終号。片観音表紙3面のアイデアと演出写真は、「記憶」にとどめるに相応しい、華麗なるフィナーレ!!
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