東日本大震災と医療について、切抜き速報「医療と安全管理総集版」別冊でお届けします。被災地の現場の混乱、進まぬ医療再構築、または他地域における災害医療計画の立て直しの様子や原発事故が医療現場に与えた影響などについて発災した23年3月から24年7月までの関連記事を読み比べることができます。
- 東日本大震災と医療・震災の教訓
- 「想定外」機能しなかったDMAT(震災の教訓)▼被災地の病院 立地で明暗 今後の巨大地震と病院立地の問題を考える▼被災で患者拡散。岩手自慢の在宅診療崩壊の危機 慢性疾患・寝たきり・・次に押し寄せる危機▼発災1か月 震災関連死の疑い282人 寒さ、不衛生が原因か▼今後の大津波時の災害医療を考える 軽症か水死に2分の声も▼機能しなかった災害派遣医療チーム・DMAT 今後は後方支援強化も▼被災自治体に代わる住民支援組織を 行政版のDMAT構想など。
- 東日本大震災と医療・心のケア・健康維持
- 被災した人支える心のケア大切(心のケア・健康維持)▼「心のケア大切」発災直後から1年現地入りした岡山県「心のケアチーム」▼医師・看護師に襲い掛かるストレスの緩和策▼被災地病院の3割で入院長期化 復旧遅れ・自宅介護力の低下招くおそれ▼医療過疎地で取り組む「訪問看護」 小さなニーズも満たす意欲
- 原発事故と医療
- 福島の病院 1年で損害126億円(原発事故と医療)▼原発事故の現場へ 情報なき現場の出動を拒否した消防隊員▼官房長官が繰り返した「直ちに影響ない」に住民からは「誤った安心感与えた」▼福島県の医師12%退職で夜間救急休止の病院も 全国的な医師不足背景に「さらに退職増えるおそれ」▼福島の病院 1年で損害126億円 医師退職、医療体制崩壊の悪循環▼人工半減 病院が始めた訪問看護も、分散避難でケア届かず▼福島県立医大 突然余儀なくされた「被ばく医療最前線」とこれからの医大の使命とは
- 災害に備える
- カルテなどのデータ 外部保管の動き(災害に備える)▼災害拠点病院でも進まぬ耐震 病院からは「自助努力に限界」▼大規模災害 病院・行政・・・不明確な連携体制と司令塔不在▼病院被災想定で、院外にカルテなどのデータ 外部保管の動き▼被災直後 携帯不通を想定して消防庁が対策を検討